思わず「確かに」と言ってしまいそうになるツイートを、イラストとともにご紹介する企画「共感しかない」。今回は初めて赤ワインを飲んだときに感じる、あの違和感についてです。

【その他の画像】

ブドウでできてるからてっきり甘いものかと……

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初めて赤ワインを飲んだ時の「何でこの見た目で甘くないの!?」って気持ちは忘れられないし今でも若干納得いってない。(花子さんのツイートより)

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 今回のツイート主は花子さん。初めて赤ワインを飲んだ際、思わず「なぜこの見た目で甘くないの!?」と考えてしまった……とツイートしたところ、反響が寄せられています。花子さんは「大人は甘くて美味しい飲み物を食事中に飲んでいるとばかり思っていた」「ワイン工房で作った高めのぶどうジュースを大人っぽくした味がすると思っていたよね」とも語っており、共感を呼んでいるもようです。確かに、僕も子どものころはぶどうで作った飲み物と聞いて甘い味を想像していました……!

 今回の勘違いはみんな「あるある」といった共感を呼びやすい話らしく、「ぶどうジュースの入ったコップと赤ワインコップを間違えて吐いたことがある」「ワインに限らずウイスキーブランデーも匂いと味のギャップがありますよね」といったコメントが寄せられています。また、未成年の方からは「アレ甘くないんか!?」といった驚きのコメントも。ワインを初めて飲んだときのあの衝撃、みんなワインだけに「味わって」いるようですね。おあとがよろしいようで……。

甘いと思ってついつい勢いよく……(イラスト:逆襲)


(出典 news.nicovideo.jp)

赤ワイン(あかワイン、英: red wine、仏: vin rouge)もしくは赤葡萄酒(あかぶどうしゅ)は、黒色のブドウ品種から作るワインの種類である。若いワインに典型的な強い紫色から熟したワインの赤れんが色、さらに古いものの茶色まで様々な色を持つ。 紫色のブドウの果汁の多くは緑がかった白色であ
11キロバイト (1,834 語) - 2022年1月2日 (日) 11:23


アルコール発酵のメカニズムはブドウの糖分と酵母が反応してアルコールと炭酸ガスが発生する仕組み。発酵過程によってアルコール度数12%ほどになれば当然甘さは無くなる、ポートワインなどの酒精強化ワインもあるが、とりわけ甘口なら白ワインのが多いかな。

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【「なんでこの見た目で甘くないの!?」 初めて赤ワインを飲んだときの気持ちが忘れられないというツイートに「あるある」】の続きを読む


法務省の調査によると、無差別殺傷事件の犯人は1人を除いてすべて男性だ。なぜ無差別殺傷犯のほとんどは男性なのか。加害者家族の支援を行っているNPO法人World Open Heart理事長の阿部恭子さんに、無差別殺傷事件を取材している写真家・ノンフィクションライターのインベカヲリ★さんが聞いた――。(第2回)

※本稿は、インベカヲリ★『「死刑になりたくて、他人を殺しました」無差別殺傷犯の論理』(イースト・プレス)の一部を再編集したものです。

■「家族へのこだわり」が犯罪や引きこもりを生み出す

阿部氏は、加害者家族の支援をはじめる前、引きこもりの家族をサポートする事業をしていた。そこでも家族の問題を大きく感じたという。

「過干渉だったり、子どもの将来を決めてしまうとか、そういうことをする親たちがほとんどでしたね。営利事業のサポートで雇うくらいだから、利用者は裕福な家庭が多かったんですよ。そういう中で家族はすごく悩んでいたし、家の中もめちゃくちゃだったんです。引きこもりのお子さんを自立させるのに3年くらいかかりました」

親は、「子どもを何とかしてください」と相談に来る。しかし、阿部氏は引きこもり本人よりも、親とのコミュニケーションが一番大事だと言う。とくに、家庭のことに対して知らないふりをする父と話をすると、変化も大きいそうだ。

父を家庭の問題に参加させれば、妻との会話が増える。夫婦仲が良くなると、母の関心が息子だけでなく夫に分散する。すると、息子とほどよく距離が取れ、関係が良好になる。このようにして阿部氏は、夫婦の距離が遠ければ近づけ、近すぎれば離す。夫婦の関係性が、引きこもり子どもを変えていくのだという。

「世の中って、経済的に困っている家庭のほうが問題が多いようなイメージがあるじゃないですか。でも良い家のほうが、世間体があるから大変なんだなあと思いましたね。そこは加害者家族の状況を見ていて、まさにピタッときました」

引きこもりを生み出す家庭も、犯罪者を生み出す家庭も、「家族へのこだわり」が強く、そのゆがみに敏感に反応する人間が怒りを溜め込むという点で、構造が似ているという。

■「無差別殺傷で、女の犯人っていないでしょう」

「無差別に人を巻き込む人は、ルサンチマンというか劣等感はすごいですよね、みなさん。無差別じゃないけど、『野田市小4虐待死事件』の勇一郎さんも、自分の親をすごく尊敬しているんですよ。4人家族でマイホームを買って……という生活をすごく当たり前で最低限の幸せと彼は考えている。

けど、現実は全然そうはいかなかった。収入も少ないし、妻は精神障害で暴れるし、子どもなつかない。最低限と思っていることが何もできなくて、劣等感はすごくあったと思うんですよね」

勇一郎の場合、一人で子育てをしていたという経緯がある。仕事もして、子育てもして、収入も少ないとなれば、立ち行かなくなるのは当然だが、彼はサポートを受けることなく劣等感をつのらせていた。なぜ、サポートを受けなかったのか?

児童相談所が介入し、虐待が明るみに出れば、父としての未熟さが浮き彫りになり、プライドを傷つけられると感じていたのだろう。そこには男性特有のヒエラルキーの意識を感じる。

「無差別殺傷で、女の犯人ってほとんどいないでしょう。男ですよね、やっぱり。劣等感とか、勝ち負けとかのヒエラルキーがはっきりするのが男のような気がしますね」

(*編集部注)法務省の調査「無差別殺傷事犯に関する研究」によると、調査対象となった52名の無差別殺傷犯のうち、ひとりを除いてすべて男性である。

■殺人犯だと疑われる独身男性

確かに、男性に比べると、女性の人生は柔軟にならざるを得ない。仕事をしていても女性という理由で出世できないこともある。かと思えば結婚によって大飛躍をする人もおり、その逆の人もいる。自分の努力と関係ないところで、勝ち負けがいかようにも変化するのが女性なのではないだろうか。一方男性は、学歴と収入があれば、すべてが手に入る、というようなシンプルな構造がある。

「私が学生や新卒だった頃は、男尊女卑が強い世代だったので、逆に女性はあんまりプレッシャーをかけられなかったんですよ。同世代の男の子って、すごくプレッシャーまみれというか、普通から外れたくないっていう意識は強いですよね。未だに地方では、独身男性だと就職もできない。家庭がある人のほうが責任感が強いとか、悪いことをしないという偏見がある」

しかし、そんな世間のイメージとは裏腹に、阿部氏の著書には、既婚者が起こす性犯罪の事例がたくさん出てくる。家庭を持っているから「まとも」というのは、幻想でしかないということがわかる。2018年に起きた「新潟小2女児殺害事件」では、新潟市の小学2年生の女児が誘拐され、わいせつ行為をされたあと、線路に死体遺棄された。このときの捜査にも「まとも」への幻想があったという。

「最初に疑われたのが、そのあたりで唯一の独身男性だったっていうの。それも田舎『あるある』だと思うんですよね。だから未だに雪国のほうはすごいと思うよ。青森県出身の加藤智大も、ヒエラルキー意識の強い親に育てられているじゃないですか。青森で勉強ができないと、やれることがないしね。だから傷だらけだと思います。傷だらけだったんじゃないですか」

■家族を殺した凶悪犯は怖いと思わないが…

これまでの話を聞いていると、特別な悪人ではなく、家庭や社会のゆがみを引き受けやすい敏感な人間が、殺人事件や無差別殺傷を起こしやすいというように思えてくる。ということは、適切なアプローチをすれば、ほかの犯罪を行った人々より更生はしやすいのだろうか。

「私は家族を殺した人たちとも親しくしているけれど、怖いと思わないもん。自分が殺される感じがしない。でもやっぱり凶悪犯と面会していて、ゾクッとするときはある。ストーカー殺人とかの人は怖い。背が高くてすごくハンサムなんだけど、目が怖い。ちょっと簡単には近づけないかな」

阿部氏が面会したのは、恋人へのDVとストーカー行為を繰り返したあげく、相手女性の家族を2人殺害した犯人だ。私から見ても、「好きだから殺す」という思考回路で行われるストーカー殺人は、無差別殺傷犯よりも、はるかにゆがんだイメージがある。

「あと、毒物を入れて殺したり、死体が見たくて殺したとか、そういう子たちはちょっと怖い。止められない殺人欲求を持っている。私が受けたケースは超エリート家庭で裕福ですけども、家庭環境は複雑でした」

それは、これまで話してきたような引きこもり家庭や家族間殺人、無差別殺傷犯の家庭とは、次元の違う異様さだと言う。

「夫婦仲も悪い。悪いというかなんというか、愛し合っている感じはしないけど、お金があるからつながってるみたいな感じかなあ。……まあ、ちょっと変わった家なんですよね」

阿部氏ですら、ニュアンスを伝えるのが難しいようだ。直感的に感じるところが大きいのだろう。

■「ちょっと本人に会って何とかするってレベルではない」

「人を殺してみたかった」などの、純粋な殺人欲求による犯罪には、『名古屋大学女子学生殺人事件』と『佐世保小6同級生殺害事件』がある。加害者はどちらも未成年の女子だ。阿部氏は、この二人の背景がとてもよく似ているという。

「更生も、私にはちょっと見えないなあ。なんかもう医療のほうじゃないですか。私の手には負えないです。加害者家族のことは支えますけど、ちょっと本人に会って何とかするってレベルではないような気がしましたね」

引きこもり家庭のように「親と話す」だけでは変わらないということだ。同じように家族の問題に端を発していても、それだけではない、ということなのか。

「親とかが、もうちょっと違うかかわり方をしていたら、やらなかったような気がしますけどね。二人とも頭の良い子なので、解剖医とかになれば良かった。的確にそういう道に導く方法があったような気がしますけどね。もともとやっぱり『死体を見たい』とか、『人が死ぬところを見たい』という欲求はあったみたいだから、そこは家庭環境で加速しましたし、学校や社会の歯止めがまったくなかったようです」

ストーカーは一般的に独占欲から殺害に向かうと言われている。どちらも、「殺す」ことそのものが目的となった時点で、引き返せないのではないかと阿部氏は述べた。

■「死刑になりたい」と言って事件を起こす人たち

同じ殺人でも、「人を殺してみたい」と「死刑になりたい」では、他殺か自殺かという意味で、根本にある犯行動機は真逆と言える。2022年1月には、東京・代々木の焼き肉店で、店長を人質に立てこもる事件が起きた。犯人の男は、その場で射殺されることを望んでおり、所持していた爆発物は偽物だったという。逮捕後は、「人生を終わらせてくれ」「死刑にしてくれ」などと供述していた。

「自殺したいんでしょうね。死刑になりたいというのは、自殺願望でしょうね。確実に死ねるから。『死刑になりたい』と言っていた人に聞きましたけど、『自殺だと失敗して障害者になると困るから、死刑だと絶対に死ねる』と言っていました。その人は、大きい事件は起こしていないですけど。現実的に自殺って難しいんじゃないですか。死刑は確実で、最低限の苦痛だといわれてますから」

つまり、形の違う安楽死のようなものだ。自殺が目的で殺人を犯すなら、死刑制度はまったく殺人抑止にならないということになる。

「犯罪を起こす人を見ていくと、人を殺すことの中に、自分が死ぬことも入っていると思うんですよ。社会的に死ぬわけだから。家族間殺人の場合も、心中しようと思ってやっている。死刑で死ぬのが怖いから止めようと思う人は、もともとやらないと思うんですよね。死刑制度がなくなったところで、凶悪犯罪が増えることもないと思いますけど。あんまりそこは関係ないような。むしろ確実に死ぬ方法にとって代わっていってしまうような気がする」

■自殺未遂を繰り返していた無差別殺傷犯たち

附属池田小事件」の宅間守も、「秋葉原無差別殺傷事件」の加藤智大も、「東海道新幹線車内殺傷事件」の小島一朗も、事件の前に何度も自殺未遂を繰り返している。そのとき、もしも死んでいたら、多くの犠牲者が出なかったことは確かだ。

「『死ぬ権利』みたいなのってどうなるのかなって、ちょっと考えたりもするんですよね。仮にですよ、自殺というものが認められて、ひっそりと死ぬようなことができるようになったら、殺人とかもなくなるのかなと思ったりもちょっとする。スイス安楽死マシン『サルコ』が誕生したじゃないですか。あれですぐ死ねるんだったら殺人はやらないんじゃないですか」

私は想像して怖くなってしまった。確かに自殺幇助(ほうじょ)として安楽死が合法化すれば、死刑制度よりよほど殺人抑止になるのだろう。しかし、その発想はあまりにグロテスクだ。

■命を懸けることでメッセージを伝えようとしている

「一歩間違うと、『入れ!』みたいになるから、同調圧力の強い日本では確かに問題はありますが、飛び降り自殺とか他人を巻き込むリスクは下がりますよね」

安楽死マシンを使って、いつでも好きなときに百パーセントぬことができるなら、それが安心材料となって、自殺も他殺も減るのかもしれない。しかし、当人を自殺に追い詰める、根本の「生きづらさ」への問題解決にはなっていない。

「やっぱり子どもの自殺には復讐が含まれると思うんですよ。子どもって言葉が不十分だから、それくらいやらないと伝わらないと思ってる。死が、いじめた相手や無関心な人々へのメッセージではないかと感じます。みんな忘れられなくなるし。だから、遺された人たちへの復讐を含む自殺もあり得ると思います」

人は追い詰められると、「命」を使って訴えようとするものなのか。

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インベ カヲリ★ 写真家・ノンフィクションライター
1980年東京都生まれ。写真家。短大卒業後、独学で写真を始める。編集プロダクション、映像制作会社勤務等を経て2006年よりフリーとして活動。13年に出版の写真集やっぱ月帰るわ、私。』で第39回木村伊兵衛写真賞最終候補に。18年第43回伊奈信夫賞を受賞、19年日本写真協会賞新人賞を受賞。写真集に『理想の猫じゃない』、『ふあふあの隙間①②③』がある。ノンフィクションライターとしても活動しており、「新潮45」に事件ルポなどを寄稿してきた。著書に『家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像』、『私の顔は誰も知らない』など。

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現場付近に乗り捨てられた、秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大容疑者が使った車の割れたフロントガラス=2008年6月8日、東京・千代田区外神田 - 写真=時事通信フォト


(出典 news.nicovideo.jp)

秋葉原通り魔事件(あきはばら とおりまじけん)とは、2008年(平成20年)6月8日に東京都千代田区外神田(秋葉原)で発生した通り魔殺傷事件。7人が死亡、10人が重軽傷を負った。警察や裁判所、報道、更に犯人自身からは主に、秋葉原無差別殺傷事件(あきはばら むさべつさっしょうじけん)と呼ばれている。
85キロバイト (12,277 語) - 2022年6月12日 (日) 06:03


無差別殺傷事件の犯人て男性の割合が多いかもだけど、女性でもいたような気がしますがヒ素毒カレー事件もそうですしね。

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BTS、『Proof』Liveでアンダーソン・パークと共演! 新曲披露も活動休止


BTS、『Proof』Liveでアンダーソン・パークと共演! 新曲ステージを初披露
…■BTS、『Proof』Liveの最大同時視聴者数は約213万9,000人! 6月13日にデビュー9周年を迎えたBTSが、公式YouTubeチャンネ…
(出典:THE FIRST TIMES)


BTS BTS (音楽グループ) - 韓国の男性ヒップホップアイドルグループ。ハングル:방탄소년단(バンタンソニョンダン)、漢字:防弾少年団。 BTS (放送技術規格)(Broadcasters Technical Standard)の略。日本放送協会 (NHK) が制定。 バグ管理システム(Bug
1キロバイト (227 語) - 2022年6月5日 (日) 09:15


色々とネットでは憶測がある中での活動休止、各々活動をする訳だけど頑張って欲しいですね。

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〔NY外為〕円下落、135円台半ば(14日)


〔NY外為〕円下落、135円台半ば(14日)
…49銭)比1円04銭の円安・ドル高。  15日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の6月会合が終了するのを控え、様子見姿勢が広がる中で、14日のニューヨ…
(出典:時事通信)


FOMCは出している。またグローバル化(あるいは企業が企業収益のみを追求すること)によって労働者の実質賃金が低下するケースをFOMCが金融政策ではコントロールできないと考えており、これによって賃金上昇の阻害がおこり労働指標が現実の労働市場を反映しない可能性がある。これによってFOMC
47キロバイト (7,162 語) - 2022年6月10日 (金) 23:32


FOMCの結果を待つべきかなぁ・・・そんなに焦る事もないか。

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朝倉未来vsメイウェザー9月日本で対戦決定!勝敗はいかに・・・


朝倉未来に英メディアは「伝説のボクサーを苦しめる可能性は十分」と予測!無敗のレジェンドは「容易に勝利が得られるとは限らない」
…ース赤坂)が、今年9月にプロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(アメリカ)とエキシビションマッチを行なうことが発表された。  同ドリ…
(出典:THE DIGEST)


フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、1977年2月24日 - )は、アメリカ合衆国の元プロボクサー。ミシガン州グランドラピッズ出身。元WBC世界スーパーフェザー級王者。元WBC世界ライト級王者。元WBC世界スーパーライト級王者。元IBF世界ウェ
175キロバイト (22,019 語) - 2022年6月14日 (火) 13:13


4年前に那須川天心とメイウェザーのエキシビジョンが行われたが、メイウェザーの対応に苛立ちを感じたのが記憶にある。
朝倉選手には頑張ってもらいたいし勝ってほしい。

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■NHKの「独占スクープ」の不都合な真実

「みなさまのNHK」が報道機関の風上にも置けないということで、記者クラブから追放されてしまった。

きっかけは、5月5日北海道知床遊覧船事故に関してNHKが放ったスクープである。元従業員などから、ずさんな安全管理の証言が次々と飛び出しているなか、運営会社の空欄だらけの無線記録簿を公開したのだ。

さすが公共放送、見事な調査報道だと絶賛されたが、すぐに「メッキ」が剥がれる。「文春デジタル」など一部メディアによれば、この無線記録簿をNHK記者に提供をしたのは事故被害者の遺族。NHK兵庫県警記者クラブの幹事社という元締め的な立場だったので、遺族の無念を広く世に伝えて欲しいと、「記者クラブで共有してください」と告げたという。

しかし、フタを開けてみれば、記録簿はNHKの「独占スクープ」と報じられた。要するに、他社に渡さずに懐に入れてしまったのである。不審に思った遺族が他社の記者に問い合わせをして、この「ネタの着服」は発覚し、NHKは記者クラブから除名処分となったというわけだ。

■なぜ「弱者」の信頼を裏切る記者が相次ぐのか

という話を聞くと、「あれ? ちょっと前にも似たような話が……」と思うかもしれない。財務省公文書改ざん問題などで、安倍政権の疑惑を追及されている有名ジャーナリスト望月衣塑子東京新聞記者も、亡くなった財務省職員のご遺族から、「報道目的で借りた資料の無断流用」を指摘されているのだ。

本件を取材しているジャーナリスト・相澤冬樹氏の『悲鳴を上げて逃げた望月衣塑子記者 「取材続けて」と手を差し伸べる赤木雅子さんの声は届くか』(文春デジタル5月4日)によれば、望月記者原作のネットフリックスドラマ「新聞記者」の中に、遺書や家族写真などを見たと思われる描写があり、望月記者がドラマ側に資料を渡したのではないか、とご遺族は不安になっている。しかし、残念ながら、望月記者とはまったく連絡が取れなくなってしまい、東京新聞側からも説明がないという。

さて、そこで不思議なのは、弱者に寄り添い、権力の不正を監視するような立派な人々が、なぜ相次いで「弱者」である遺族の信頼を裏切って、しらばっくれるようなことをしているのかということだ。

ジャーナリストの質が低下している。日本を貶める「マスゴミ」はもともとそんなものだ……などなど、いろいろなご意見があるだろうが、筆者は記者クラブの「情報のボトルネック」としての機能が低下していることで、その中で働く記者の労働環境が悪化して、モラルハザードを引き起こしている気がしてならない。

一体どういうことかをわかっていただくため、まずは記者クラブの「情報のボトルネック」としての機能とは何かということから理解していただく必要がある。

■記者クラブの「情報独占時代」は終わりを迎えている

ご存知の方も多いと思うが、記者クラブというのは、官邸や中央官庁から、自治体、さらには全国の警察内部にまで設置されているもので、そこでは会見などが催されたり、広報資料が配布されるなど、記者が取材をするためさまざまな便宜を図ってもらえる場所だ。

だが、このクラブに入れるのは、テレビや新聞などいういわゆる「マスコミ記者」だけ。週刊誌ネットメディアの記者、フリージャーナリストは立ち入り禁止だ。つまり、記者クラブというのは、一部のマスコミが政府や自治体、警察の情報を一手に独占する「情報のボトルネック」的な機能を果たしているのだ。

ただ、SNSの普及でそれは過去の話になりつつある。政治家も役所も今やSNSやオウンドメディアで自由に情報を発信している。警察は未だに閉鎖的なのでクラブ記者とベッタリだが、事件の関係者や目撃者は自分のスマホで情報発信や不正の告発をしている。実際、大事件が起きると、マスコミ記者が関係者のSNSアカウントに、「突然のダイレクトメール失礼いたします、TBS報道部です」なんてアプローチすることも多い。

■ブラック化が進む「閉鎖的なムラ社会」で起きること

つまり、記者クラブに在籍して、役人や警察と仲良くやってさえいれば、情報が自然に集まってくるという時代が終焉を迎えているのだ。こうなると、クラブ記者たちの労働環境は急速に悪化していく。

これまで通り記者クラブを舞台とした取材をしながら、関係者のSNSチェックしたりして「クラブ外」の情報収集までしなくてはいけない。SNS普及以前の記者よりもやるべき仕事が倍増しているのだ。これがブラック企業も真っ青の過重労働だというのは、2013年にはNHKの31歳の女性記者が過労死をした事実が物語っている。

そして、記者クラブのように「閉鎖的なムラ社会」の中でブラック化が進むと、モラルハザードが起きやすいことがわかっている。その最たる例が、大企業で相次いだデータ改ざんだ。

■サラリーマン根性が「軽視」に繋がってしまう

これらの不正は、経営者が「おい、しっかり改ざんしておけよ」なんて指示をされるわけではなく、製造部門や品質検査部門の現場判断でおこなわれることが圧倒的に多い。過度なノルマで追いつめられているうちに、「誰よりも現場を知る我々が品質に問題ないと判断したのだからいいだろ」と国の基準などを無視して、自分たちの都合のいいルールを定着させていく。外部の目が行き届かないムラ社会ゆえ一度モラルが壊れたら、そっちが「常識」にとって代わるのだ。

筆者も報道対策アドバイザーとして、「モラルハザード組織」の内情を目の当たりにすることが少なくない。そのような経験から言わせていただくと、「遺族トラブル」が続発するマスコミからも同じ匂いが漂っている。

今回、遺族を裏切ったNHK記者も、望月記者もジャーナリストである前に、会社から勤務査定をされる「サラリーマン」という顔も持っている。成果が欲しい。会社からの評価が欲しい――。そんな企業人として当たり前に持っている「功名心」が暴走して、取材対象であるご遺族の「軽視」に繋がってしまったではないか。

「弱者に寄り添い日々、権力と戦っているマスコミ記者がそんな“社畜”のようになるだろうか」とにわかに信じられないという人もいるだろう。

だた、そう考えるのは島国の我々だけであって、世界のジャーナリストから見ればそんなに驚くような話ではない。かねてから日本の「Kisha club」にはジャーナリストモラルを低下させるある問題が指摘され続けているからだ。

■アメリカでは「邪道」とされるアクセスジャーナリズム

その問題とは、「アクセスジャーナリズム」だ。

これは、記者が権力側に媚を売って気に入られることで、情報をリークしてもらう取材手法で、アメリカなどでは「邪道」とされているのだが、日本の記者クラブでは極めてオーソドックスなスタイルだ。例えば、日経新聞で編集委員などを歴任されたジャーナリストの牧野洋氏もこの問題を指摘している。

《権力側との「アクセス(接近)」を重視するあまり、ジャーナリズムに欠かせない批判精神を失ってしまう――これがアクセスジャーナリズムの本質である。日本では司法記者クラブを筆頭に権力側に配置された記者クラブアクセスジャーナリズムの一大拠点として機能している」》(「政治家マスコミがズブズブのままでいいのか」日本の常識は海外の非常識と断言できるワケ プレジデントオンライン21年10月6日

なぜ記者クラブアクセスジャーナリストの「メッカ」になってしまうのかというと、クラブ記者たちのルーティンワークを見ればよくわかる。

■競合他社より一歩先の情報を獲得する方法

今回、遺族からの情報提供を独占したNHKが記者クラブから追放されてしまったように、記者クラブ内では情報は平等に配られる。しかし、それではマスコミ報道は「官報」と変わらない「横並び」になってしまう。そこで記者クラブで得た情報をベースに取材合戦がスタートする。

具体的には、朝や夜に官舎に通いつめて、官僚と仲良しになって「自社だけの特ダネ」を頂戴するのだ。だから、記者は夜中であっても情報を持つ役人から呼び出されると急いで駆けつける。つまり、日本のマスコミは、「情報を握っている役人」から特ダネを恵んでもらう「下請け」のような弱い立場なのだ。

もちろん、ジャーナリストが情報提供者に対して弱い立場になることはある。彼らの協力がなければ調査報道はできない。インサイダーがいてはじめて、組織の不正などが明らかになるのだ。

ただ、「記者クラブ」の場合は、そのようなジャーナリストの弱い立場をさらに弱くさせて、「下請け業者」レベルに貶めてしまうのだ。限られたマスコミしか入れない閉鎖的なムラ社会が何十年も続いてきたせいで、「情報提供者とジャーナリスト」という個人のギブアンドテイクな関係ではなく、「役所とそこに出入りする業者」という組織人と組織人の関係になってしまうのだ。

■役人が女性記者にやりたい放題するワケ

それを象徴するのが、テレビ朝日の女性記者が、財務事務次官に夜中たびたび呼びつけられてセクハラ被害にあっていた事実だ。今は時代的にアウトだが20年くらい前はこの手のセクハラ日常茶飯事だった。

例えば、2003年には大阪府警の副署長が女性記者と飲んだ後、「遅いからホテルに1人で泊まったら」とビジネスホテルへと連れていき、肩を抱き寄せたり、抱きついたりした、として懲戒処分を受けた。07年には、長崎市の企画部長が、女性記者をホテルに連れていって性的関係を強要するというセクハラ疑惑も報道された。

なぜ昔から役人はこんなやりたい放題なのかというと、クラブ記者よりも自分たちの方が圧倒的に強い立場にあると思っているからだ。筆者と交流のある官僚の多くは無意識に「マスコミに書かせる」とか「ネタをやった」という言い方をする。無意識だが、自分たちの情報がなければ何もできないと「下」に見ているのだ。

実際、官僚は好き勝手にマスコミを操ることができる。こちらの思うような報道にならない場合、「今度から他社に持っていきますね」と袖にすることができる。これが記者は最も恐れる事態だ。自分の「社内評価」を落とすことにもなるからだ。

■実名で主義主張できない日本のマスコミ記者

クラブ記者と官僚の蜜月関係というのは、その記者個人が構築したものではなく、先輩記者から代々と受け継いできた、いわば、「取引先」の関係なのだ。それが現場社員の「非礼」で壊されるなんてことは、会社としても避けなくてはいけない。だから、官僚とうまく付き合えないクラブ記者は、「あいつ、使えねえなあ」と閑職へ飛ばされてしまう。

記者クラブアクセスジャーナリズムの温床となることがわかっていただけたと思うが、それに拍車をかけるのが、世界のジャーナリストの常識とかけ離れた日本のクラブ記者たちの「社畜感」だ。

2017年6月、国連人権理事会で「表現の自由の促進」の特別報告者であるデービッド・ケイ氏が、日本の政治ジャーナリズムの問題点を調査して発表したのだが、その際にケイ氏がショックを受ける奇妙な現象が起きた。「調査した記者たちが『匿名』を希望したことだ」(朝日新聞2017年8月22日)という。

世界では会社に属するジャーナリストでも、自分の名前で堂々と主義主張をするのが当たり前だ。しかし、日本のマスコミ記者は匿名SNSで有名人を誹謗中傷する人のように、安全地帯から自分の主張をする。

■記者クラブ批判=自社批判というブーメラン

日本のマスコミは「安倍政権の恐怖政治のせいだ」なんて苦しい言い訳をしたが、ジャーナリストは投獄も暗殺もされない。にもかかわらず、マスコミ記者が身元を明らかにして、意見を言えない理由は一つしかない。彼らが巨大組織に属する「サラリーマン」だからだ。

日本のジャーナリズムの問題点を指摘するということは、記者クラブ問題への言及は避けられない。しかし、それをやるとブーメランで自社批判にも繋がる。そして何よりも、記者クラブで世話になっている政府や官僚など「情報のお得意様」の機嫌を損ねてしまう恐れもある。同僚や後輩に迷惑がかかってしまうのだ。

日本のマスコミ記者の多くは、権力の不正を追及するジャーナリストである以前に、せっかく入社した大企業に定年退職まで勤め上げようとするサラリーマンだ。そんな安定志向の強い人々に、記者クラブ制度の問題を指摘するなんてことは酷な話である。

実際、大手マスコミを辞めた方たちはみな口を揃えて、記者クラブを舌鋒鋭く批判をするが、「会社員」だった時にそれが言えた人はほんの一握りしかいない。批判しているわけではなく、みな家族がいて、老後があって、住宅ローンがあるのだからしょうがないのだ。

■高い志を抱いた若者たちの心が壊れていく元凶

問題の本質は、そのように「しがらみだらけの組織人」を、政府や官僚の「下請け」にならざるを得ない「記者クラブ」に押し込めてさらに疲弊させているということだ。

権力の不正を追及するなんて高い志を抱いた若者たちが、「ムラ社会」の中で、どうすれば官僚の寵愛を受けてネタをリークして頂けるのか、というキャバクラの「太客」をめぐる争いのようなことを連日させられるのだ。心が壊れてしまう人がいるのも納得ではないか。

このガラパゴスな「情報談合組織」が維持され続ける限り、その中で働く若い記者たちの負担はさらに重くなっていく。今回の「遺族トラブル」のようなモラルハザートもさらに拍車がかかっていくだろう。

近年、日本のものづくり企業で「データ改ざん」が続いているが、そのうちマスコミの「報道改ざん」も問題になっていくかもしれない。

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窪田 順生(くぼた・まさき)
ノンフィクションライター
1974年生。テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者等を経て現職。報道対策アドバイザーとしても活動。数多くの広報コンサルティングや取材対応トレーニングを行っている。著書に『スピンドクター“モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)、『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)など。

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※写真はイメージです - 写真=iStock.com/microgen


(出典 news.nicovideo.jp)

マスコミ マスコミュニケーションの略称 マスメディア - マスコミュニケーションで使われる媒体(メディア) 報道機関 - マスコミュニケーションで情報の発信側となる機関 ^ a b 新村出 編 『広辞苑』(第6版)岩波書店。  ^ a b 松村明 編 『大辞林』(第3版)三省堂。 
649バイト (116 語) - 2021年10月11日 (月) 03:58


昔からだけど弱者の味方では決してない・・・スクープの為為だけ。今も昔も変わってない。

<このニュースへのネットの反応>

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